素直になるほど自由自在になれる
お客様の良いところを的確にいかに素早く発見するか。その能力を磨く必要はあります。これは見たり感じたりする能力で、五感をフルに動員する必要があります。いわば、感性を磨くことがポイントです。これは考える能力とは異なります。
感性とは、相手の求めていることを感じる能力といい換えてもいいでしょう。
感性と言うと、「私は感性が鈍いから」と言う人がいるかもしれません。
確かに、感性は才能もあるかもしれませんが、私は感性の本質は愛から来ると思っています。相手のことを愛することができれば、自然と感性は磨かれてくるのです。
それに大袈裟に考えなくても、例えば相手が「背中が痒い」と言ったら、背中をかいてあげればいいのです。それは決して才能とは言わないはずです。
どこが痒いのかを当てるのは才能かもしれませんが、「どこが痒いですか」と聞いてしまえば、後はそこをかいてあげるだけですから、誰にでもできるのです。
要するに相手の求めていることを感じる心さえあれば、お客様にお客様自身を売り込むことはできるのです。
その意味では素直な感性が一番必要です。
素直になればなるほど、何でも自由自在になります。
わからないことは「教えてください」と言えばいいだけですから。
そして、そういう人には誰でも教えたくなるから、いろいろ教えてくれるのです。
決して自分を売り込むのではないのです。