心のしくみ

心のしくみ

■心のしくみを学ぼう

あなたは、なぜ自分が今の状況にいるのか、なぜ自分の身の周りで嫌なこと、望まないことが起こるのか、不思議に思ったことはありませんか?

私たちの人生で起こるすべての現象は、単なる偶然でもなければ、無意味な出来事でもありません。

実は、とてもシンプルな法則に基づいて起こっているのです。もしそうだとしたら、あなたはこの法則を知りたいとは思いませんか?

近年では、心理学や遺伝学、進化生物学、そしてメンタルヘルス分野の発展により、私たちの「心の働き」についても、少しずつ解明されてきました。

「心の学校キャンパス」では、あなたの人生が最高に幸せとなる可能性を秘めた、とても大切な心のしくみをわかりやすくお伝えします。

それは、私たちの「心」が、目の前に起きるすべての出来事の根幹になっているという事実です。

この事実を理解することで、あなたは今までとは全く違った、無限の愛と感謝に溢れた喜びの視点で世界を見ることができるようになるでしょう。

そして、自分の人生をとてつもなく素晴らしい方向に導くための、大きな力を手に入れることが必ずできます。

では、なぜ「心」がそれほど重要なのでしょうか?ここから一緒に考えていきましょう。

 

■心を支配する「原因と結果の法則」

あなたは日々、様々な出来事に直面していることでしょう。

うれしいことも、時には困ったことも。そして多くの場合、目の前の状況を何とか変えようと、懸命に努力を重ねているのではないでしょうか。

ここで、映画館を例として考えてみましょう。映画を観ているあなたは、スクリーンに映し出される世界を楽しんでいます。

では、もしその映像の中に気に入らないシーンがあったとき、あなたはスクリーンに直接手を伸ばして、変えようとするでしょうか?当然、そんなことはしませんよね?

これは私たちの生活にも当てはまります。毎日の生活で起こることは、映画のスクリーンに映る映像のようなものなのです。

多くの人は、目の前に起きる嫌な日常の映像(スクリーン)に直接手を加えようとするのですが、それは難しいことです。

大切なのは、原因となっているあなたの心(フィルム)を変えることです。スクリーンに向かうよりも、後ろへ振り返って映写機のフィルムを変えれば、スクリーンに映る映像もすぐに変わります。

心の持ち方、考え方を変えることができれば、同じ状況でも見え方が変わり、あなたの体験する現実という結果(スクリーンに映る映像)も自ずと変わるのです。

この映画館の例えは、「原因と結果の法則」がどのように作用しているか、その構造をわかりやすく示しています。

フィルムである心には、過去の体験や経験によって刻み込まれた記憶が、まるで貯蔵タンクのように潜在意識に蓄積されています。この記憶が、現在の物事の見え方や判断の基準となっているわけです。

例を挙げてみましょう。仮に今、一見して人相の悪い人が目の前に現れたとします。おそらく「この人は怖い人かもしれない」と思うでしょう。

しかし、その人のことをよく知っていて、とても気の優しい良い人だと分かっていたら、怖いとはとても思わないのです。

のように、人を見るときも、私たちは過去の記憶という判断基準で見ているのです。

つまり、あなたに起きる出来事のそれ自体には、固定された意味はありません。無意識のうちに、その意味は私たちの心が決めているのです。

ネガティブな出来事は、そう思う自分の心が原因となり、結果となって現象面に映し出されているわけです。

 

■人間は何でできている?

心を変えるには、心の扱い方を知っておく必要がありますが、では、ここで質問です。

心とはそもそも何でできているのでしょうか?そして心を持つ人間とは、何でできているのでしょうか?

もし、粘土の人形の一部が欠けたら、同じ粘土で修理をします。木の人形であれば、木を補って修理しますね。

人間は何でできているのかと言えば、肉、骨、皮膚という言い方もできます。タンパク質であったり、ほとんど水分・遺伝子・細胞だというとらえ方もできます。素粒子・DNAからできているとも言えます。

それらはすべて正しいのですが、このような物質的なとらえ方に終始していては、悩み苦しみを解決することはできません。

実は、人間は”記憶”でできています。

オギャッ!と生まれた時から、両親、祖父母、ご先祖様からDNAの記憶を脈々と受け継いでいます。

「この子、お母さんにそっくりね」とはよく聞く話ですよね。人間は嫌な出来事、辛い出来事、誰にも言えない記憶がトラウマになることもあります。

では、その元となる心は何でしょう?

それが「愛」と「恐怖」の記憶なのです。

愛とはプラスの心です。子供が生まれるのも両親が愛し合ったから…。食事をとるのも自分を愛しているから、生きるために必要です。

恐怖とはマイナスの心です。

例えばシマウマは、ライオンを見つけたらすぐに逃げます。1回も食べられたことがないのに、なぜ逃げるのかと言えば、これも遺伝子の記憶なのです。

 

■過去の記憶がすべてを決めている

先に述べたプラスの心とは、明るく、前向きに、積極的に、夢をもって、目標をもって、プラス思考で、愛と感謝の気持ちで、素直な心で、勇気をもって…という心です。

マイナスの心は、暗く、後ろ向きに、人を恨んで、憎んで、妬んで、傲慢で、マイナス思考で…という心です。

この実際に感じている心が「顕在意識」で、理性、思考、表層心理のことです。

では、プラスの心とマイナスの心、どちらがいい人生になるでしょうか?

そう聞かれたら、当然あなたはプラスの心だとお答えになるはずです。

でも、実際はどうでしょう?プラスがいいと頭ではわかっていても、ふと力を抜いた時、やっぱり私はできない、自分はダメだ、無理だと思う、マイナスの心が出てきませんか?

その湧き出る心は、心理学では自動思考と呼ばれ、「顕在意識」の下層にある「潜在意識」から出てきます。

精神科医のアーロン・T・ベック博士が提唱した認知療法でも、自動思考への理解は治療を進めるにあたり重要だとされています。

「潜在意識」とは、無意識、深層心理のことで、「遺伝子の記憶」とも言える心です。

過去の嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、騙されたこと、褒められたこと、辛かったこと、痛かったことなどを何ひとつ忘れず、無数の記憶を溜め込んでいます。

例えば、お腹が減っている時、目の前にお寿司があるとします。まだお寿司を食べていないのに唾液が出てくる…。

これも過去の記憶です。

お寿司を見たこともない外国の人であれば、唾液は出ないでしょう。このように作用する過去の膨大な記憶が、心の2層目にあるのです。

ハーバード大学のジェラルド・ザルトマン教授は、「人間は自分の意識において、自ら認識できることは5%にすぎず、残りの95%は認識できていない」という説を唱えているそうです。

つまり、人間は顕在意識よりも潜在意識の力が圧倒的に強く、自分の意志の力で心を変えることは大変難しいわけです。

その潜在意識が「原因」となり、そこに刻まれた記憶の通りの「結果」を、現実として受け取るしかないのです。

先祖代々から祖父母、両親、そして自分へと受け継がれた遺伝子レベルの記憶が、世代間で連鎖することは科学的に実証されています。

例えば、マウスの実験ではトラウマが親世代から子世代へ引き継がれることが明らかになっています(前述のシマウマとライオンの例で言えば、生まれながらに天敵に対するトラウマがあると、危険を事前に避けられるメリットになる)。

また、児童虐待やアルコール依存症なども、世代間連鎖することでより根深い社会問題となっています。

親による育てられ方や過去の経験などが記憶として細胞に染みついていて、恐ろしいことに親子代々繰り返されるのです。

さらには過去の嫌な記憶が一瞬にして蘇り、苦しくなることをフラッシュバックといい、PTSDとも密接な関係があります。この記憶が詰まった潜在意識を変えない限り、人の人生が変わることはありません。

では、どうしたらよいのでしょうか?

どうか安心してください。あなたの潜在意識のさらに奥にある「生命意識」が、すべての問題を解決します。

この意識は生命エネルギー、心の自然治癒力、愛の心です。この「生命意識」こそが、あなたの実在、「本当の自分」なのです。

 

■心の問題をすべて解決する「生命意識」

「生命意識」は、「顕在意識」の“思考”や「潜在意識」の“過去の記憶”とは全く異なり、もともと完全完璧、問題などかけらもない、最高に素晴らしいあなたの本質そのものです。

この「生命意識」が心の奥から湧き出てきた時、初めて「潜在意識」(フィルム)の記憶が書き換わり、「顕在意識」(スクリーン)でとらえる現実が素晴らしいものへと変わるのです。

この生命意識をどうしたら引き出せるのでしょうか?

心の学校キャンパスのカリキュラムでは、石油や温泉を掘り当てるボーリングのように、ワークを行ってトントントンと掘り進めていきます。

最後のひと堀りで「トン!」と突いたら、一瞬にして「ワッ!!」と生命意識が湧き上がってくるのです。

この最も深い3層目の「生命意識」が、誰にでも、もちろんあなたにも、必ず内在しています。内在しているのですから、生命意識は「本当の自分」であるとも言えます。

 

■認識の誤りを解く「心の法則」とは?

近年、若者の自己肯定感の低さが社会問題として注目を集めています。内閣府の「子供・若者白書(令和4年版)」によると、日本の若者の自己肯定感は国際比較においてかなり低いことが明らかになりました。

「自分自身に満足している」と答えた若者は、日本では45.1%にとどまり、アメリカ(86.0%)、イギリス(83.1%)、フランス(80.2%)と比べて大きく下回っている深刻な状況です。

しかし、ぜひ希望を持ってください。自己肯定感の低さは、決して固定的なものではないからです。

むしろ誤った認識にすぎないので、誰でも必ず取り戻せます。それを可能にするのが、前述した生命意識へのアプローチなのです。

自己肯定感を高めるためには、まず自分の本質的な価値に気づくことが大切です。私たちは多くの場合、自分自身を限定的な視点でしか見られなくなってしまいます。

勉強、スポーツ、仕事の成果や、人からの評価、社会的ステータスなど、外側から見える一部分だけで自分や他人の価値を判断してしまうのです。

ですが、その認識が正しいとは限りません。このことを理解するために、とてもわかりやすい例えがあります。それは、夜空に輝く月の姿です。

夜空を見上げて、三日月が浮かんでいたとします。「これは何の月に見えますか?」と問われたら、あなたは「三日月だ」とおっしゃるでしょう。

そう、まさにその通り。でも、三日月という月は、本当にあるのでしょうか?

考えてみてください。三日月は、あの形のまま宙に浮かんでいるわけではありませんよね?

三日月に見えるのは、太陽の光が反射して私たちの目に入り、脳でとらえた像なわけです。

その時々で太陽の光が当たった部分だけを見て、三日月である、半月である、満月であると判断している。

言い換えれば、そう見えているだけの「認識の世界」「幻の世界」なのです。

私たちの目や脳がどう認識しようとも、実際の月はいついかなる時も常に球体――まん丸です。

これを心に置きかえてみれば、大変わかりやすくなります。実際の月はいつもまん丸。これと同じことが、人間関係でも言えます。

自分が見た相手の姿、雰囲気、言動など、見えた部分だけでそれが相手のすべてだと評価してしまうのは、三日月を三日月として見ているに過ぎません。

人間も、本来の姿は最初から「まん丸」なのです。それは、前述した完全完璧な「生命意識」が人間の本質だからです。

そもそも人間は、三日月ではないのです。本当のあなたは月と同じように、もとからまん丸なのです。

最高に素晴らしい、無限に価値があり、愛いっぱいの存在としてこの世に生まれてきました。

それなのに、あなたは欠けた三日月を見て、何かが足りないという幻にとらわれているのではないでしょうか?

三日月を見て、その映像が月だと思ったら大間違いです。

まん丸なのが月の実体なのです。ロケットで近づけば、さらに大きく月が見えてきます。

その偉大なる巨大な月こそが本当の月だととらえた時に、三日月の形が消えていき、素晴らしい満月の本質が現れてきます。

当然、月も宇宙の一つです。宇宙は無限なのです。それほどのすごい力が、あなたの中に眠っているのです。

欠けていると思う自分は大間違いなのです。偉大なる本当の自分がいるのです。

このことを当校では「満月理論」および「満月の法則」と呼び、大いなる本当の自分を知り、それを実現していく学修プログラムを提供しています。

 

■「生命意識」を体感、実践できるカリキュラム

「心の学校キャンパス」のメインとなるのは、「生命意識」を体感し、日常で活かすことができるようになるための、世界中でも当校のみが提供する屈指のカリキュラムです。

生命意識が引き出され、本当の自分に気づくと、今まで心にかかっていたフィルターが外れ、目の前のあらゆる現象の奥にある、深い本質が手に取るようにわかります。

そしてどんな問題であっても、その解決策までもがたちどころに見えてくるようになります。

まさに人間の生命力、自然治癒力、免疫力など、人生を生きるうえで最も必要なものを身につけることができるのです。

偽の自分で生きてはいけません。本当の自分を体感し、本当の自分で日常を生活しましょう。

あなたが本当の自分で生きるだけで、ご自身はもちろん周囲の方の問題までもが次々と解決し、本当の自分で生きれば生きるほど、どんどん幸せになっていきます。

あなたが本当に幸せになり、あなたを中心として家族、友人、仲間がみんな幸せになっていく。それが当校での学びで実現できるのです。

当校が提供するカリキュラムは、シンプルでありながら世界に類を見ない最高水準のものです。

いままで心のことを学んできた方、あらゆるものを探求してきた方はもちろん、これから心のことを学びたい方も、適切に、順を追って、わかりやすく心の仕組みが学べます。

ぜひ、お好きなカリキュラムからエントリーしてみてください。